アイスクライミング対応のクイックドロー(ヌンチャク)選び

そろそろクイックドロー(ヌンチャク)を揃えようと思って、さまざまなメーカーの商品を調べたり、お店で実際にさわってみたり、クライミング仲間がつかっているクイックドローみたり聞いたりしています(^-^)

ジムでのクライミングやロッククライミングであれば、軽量で小さなカラビナでもいけますが、

アイスクライミングとなるとグローブしての作業になるので、ゲートの小さなカラビナは避けたいです。

ブローブするとで指が太くなった状態でクリップしますからね。

IMGP0296.jpg

 

目次

アイスクライミング対応のクイックドロー・ヌンチャクを考える

アイスクライミングでも快適に使えるクイックドロー・ヌンチャクの条件をあげてみました。

  1. カラビナがキーロックゲートである
  2. グローブはめても、扱いやすい(クリップしやすいなど)
  3. カラビナにゲートに雪や氷が詰まりにくい
  4. スリングがダイニーマ
  5. できるだけ低予算で!

 

キーロックゲートである

カラビナには大きく分けて、ノーズが凹んでいているのと、凹んでいないもの(キーロックゲート)がありますが、

当然ながら凹んでいると、ロープが引っかかったり、ハーネスのギアラックに引っかかったりと操作する上で良いことありません。

 

ですので、多少値段はあがりますが、操作性のことを考えると、まずはキーロックゲートのカラビナが条件です。

 

グローブはめても、扱いやすい

アイスクライミングは氷点下の世界ですから、手にグローブ付けるのは必須です。

DSC_3469.jpg

そうすると、グローブ分だけ指が太くなるだけでなく、全体的にごわつく(どの程度かはグローブの性能しだい)ので、操作性が落ちます。

 

ですから、グローブはめても操作しやすいクイックドローが良いです。

 

軽量化向けの小さなカラビナは、おそらくグローブはめての操作はしにくいと思われます。

普通の大きさのカラビナでも、アイスクライミング中にグローブが挟まって、「ウォーーーー!!!マジか!」となったことありますし 笑。

 

また、アイスクライミングはダブルロープで登ることありますので、ダブルロープ2本がすんなりクリップできるようなカラビナが良いと思われます。

IMGP0732.jpg

 

ゲートに雪や氷が詰まりにくい

通常のキーロックゲートのくぼみに雪がつまってしまうと、ゲートが閉まらなくなることもあるそうです。

そういう現象がよくあることなのか、非常に稀なことなのか、今までに詰まった経験が無いのでよくわかりませんが、できるだけそういうリスクは避けたいですね。

ワイヤーゲートであれば、雪が詰まりにくい構造になっています。

つまり、アイスクライミングなど雪山でつかうクイックドロー&カラビナはワイヤーゲートが良いとおもわれます。

しかも、ワイヤーゲートはストレートゲートやベントゲートよりも軽量でクリップしやすいという素晴らしい特長もあります。

 

スリングがダイニーマ

ベテランのアイスククライマーに相談したら、「アイス用ならダイニーマがいいよ!」と教えていただきました。

 

クイックドローは、3つのパーツで構成されています。

上下にそれぞれカラビナがあって、それを真ん中のスリング(布の部分)というパーツが繋いでいます。

petzl_angeL.jpg

そのスリングの素材として、ナイロンか、もしくはダイニーマが使われています。

結論を書くと、アイスクライミングの用途を考え比較すると、ナイロンよりダイニーマが適していると思います。

■ダイニーマ製スリングの長所

  • 細くて済むため、軽量化が可能。
  • 吸水性が殆ど無いため、冬でも凍らない。 その為、含水による強度低下が無い。(ナイロン製は濡れた場合は最大25%ほどの強度低下)
■ダイニーマ製スリングの短所
  • ナイロン製より高価。
  • 伸びが殆ど無い。 その為、衝撃吸収能力に期待は望めない。
  • 融点が低く、スライドさせるような用途には向かない
■参照サイト 

 

できるだけ低予算で!

もしかするの、これが最も厳しい条件か?笑

キーロックゲートでワイヤーゲートで扱いやすくて・・・となると、ハッキリ言って高価なカラビナを使用したクイックドローになってしまいます。

 

もちろん、予算は抑えたいのですが、あらゆる状況においても自分の命を預ける道具と考えると、安易な選択もできません。

 

 

アイスクライミングにも良さそうなクイックドロー

ずばり、上記の条件を満たすクイックドローは、

 

DMM アルファライト クイックドロー 実売価格はこちら

dmm_alpha.jpg

 

WILDCOUNTRY ヘリウムワイヤークイックドロー 実売価格はこちら

wc_helium.jpg

 

Petzl アンジュ フィネス(L+L) 実売価格はこちら

petzl_angeL.jpg

 

 

の3つになった。

(ブラックダイヤモンドの似たようなクイックドローありますが、値段は安いものの、ノーズがでかくて評判いまいちなので、却下しました。)

 

販売価格をみるとわかりますが、どれもクイックドローとしては非常に高価です。

しかも、それを10セットとかなると。。。

 

どうしても性能求めると、値段は高くなってしましますね。。。

 

はてさて、上記の3つから、いったいどれがいいのかというところですが、非常に参考になるサイトを発見しました。

http://wanderinghorsefly.blog102.fc2.com/blog-entry-776.html

 

上記の方は、

・意図せぬアンクリップに対して強い耐性がある
・ノーズはコンパクトでゴミや氷の類が詰まりにくい
・ゲートのバネの耐久性(パッチンパッチンの耐久回数)が高い
・デフレクターによるクリップアシスト

により、Petzl アンジュ フィネス(L+L)を使われています。

 

うーん、なるほど、すごく参考になります。

 

■2014/05/11 追記

そして、ついにこれを購入しました!

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