パタゴニア キャプリーン2(Capilene 2)を購入して使い続けた感想です。
とは言っても、このキャプリーン2を購入したのが2012年だったでしょうか。
2015年には、キャプリーン1、2、3がライトウェイト、ミッドウェイト、サーマルウェイトとリニューアルされていて、この記事書いたときには、キャプリーン2はすでにアウトレット販売のみになっています。
ですので、これから新キャプリーンを購入する方には、あんまり参考にならないかもしれませんが、私の登山服の使用記録として、掲載しておきたいと思います(^-^)
購入した背景
2011-2012年当時の話ですが
「アンダーウェアならパタゴニアが優秀。とにかく汗をかいた後ににおいがしない」
とアウトドア仲間から聞き、試してみたいと思っていました。
それまで、いくつかの速乾Tシャツを試していました。
どれも”防臭抗菌”と書かれているにもかかわらず、私の汗との相性が良くないようで、下山後や夏に着てまもなくあの独特の臭いが。。。
空気の綺麗な自然の中にせっかく来ているのに、自らが発する香りが気になっていました。
優秀と噂のパタゴニアのアンダーウェアを購入してみたのです。
特徴
グラディオドーは2つの異なる方法で生地からのにおいを防ぎます。ひとつは分子の「槍」で細胞に穴をあけることにより、事実上バクテリアを殺してし まう方法で、もうひとつはにおいの原因となる化合物を炭素粒子の細孔に吸収させてしまう方法です。グラディオドー防臭加工はその機能性を洗濯前後にわたっ てテストしています。パタゴニアのラボのテストに合格するためには、50回の洗濯後も、その効果を保たなければなりません。(2012年当時のメーカーHPより)
実際に使った感想
銀イオン系の防臭が全盛の中、防臭対策がグラディオドーとか、分子の「槍」で細胞に穴をあける、という、なんか少し胡散臭い内容だったので、実際に使ってみるまで懐疑的でした。
でも、数々の登山で使ってわかったことは、このパタゴニアのキャプリーン2の防臭性能が素晴らしいということでした。
さまざまな速乾の化繊シャツを着てきましたが、ぜんぜん違いました。
ほとんど臭いませんでした。
ほとんど、というのは、全くではないということです。たっぷりと汗を吸い込んだキャプリーン2を直接鼻に近づけると、汗臭い香りはします。
体にフィットする形状で、乾きも早く、風通しもよいため、温かい時期の登山にはほとんどこれを着ました。
2012/07/09 八ケ岳 本沢温泉ー硫黄岳登山
1着目を着すぎて、だんだん痛んできたので、約1年後に2着目も購入。
この2着目を買ったのが2012年7月なので、今この記事を書いている時点で3年経過していますが、今だ主力装備となっています。
2015/07/11 富士登山
さすがに、3年も着ていると、ザックのウエストベルトと重なる部分がすれて毛羽立ってたり、買った当時よりは防臭性能が落ちた感じがしないでもないですが、まだまだ着れそうな感じがします。(最初に買った1着目はけっこう痛んでいて、ほとんど着てません)
温かい時期の多くの山行で、このキャプリーン2を着ていますが、まさかこんなに耐久性があるとは思っていませんでした。
パタゴニアのキャプリーンは高性能で有名ですが、噂にたがわぬ実力です。
まとめ
- 生地にかなり伸縮性があり、からだにピッタリフィットしてだぶつかないため速乾性能が最大限発揮されます。
- アメリカサイズなので、袖が長めで、着丈も長いですが、長い分めくりあがったりしないのでちょうど良いです。
- 防臭性能がしっかりしていて、汗臭さがあまり気になりません。
2012年のキャプリーン2の話なので、今販売されているのとは違います。
防臭加工については、次の違いがあります。
- グラディオドー防臭加工・・・50回の洗濯後も効果を損なわない(たしか2013年キャプリーンまで採用)
- ポリジン防臭加工・・・永続的防臭加工(2014年キャプリーンからはこれを採用)
登山用でいいベースレイヤー(Tシャツ・アンダーウェア)ないかなーと探されている方は、パタゴニアの新キャプリーンを試してみても良いかもしれません(^^)
★「パタゴニア キャプリーン」 の購入者レビューと実売価格
※旧キャプリーンは1,2,3,4と数字に比例して生地が厚くなる感じでしたが、新しくライトウェイト、ミッドウェイト、サーマルウェイトとリニューアルされています。
※USサイズ、AF(アジアンフィット・・・つまりアジア向けサイズ)などサイズ表記が混在していたりするため、サイズ選びには注意してください。因みに私は176.5cmですがSサイズ(USサイズ)でちょうど良いです。
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