登山時の持ち物・装備の軽量化は永遠の課題といえるかも知れません。
◆軽量化と価格の関係性
登山用品全般にいえる事ですが、
重量が軽い = 強度が下がる = 消耗品の要素が強くなる = そして値段が高い
という方程式がなりたっているように感じます。
必要な強度を確保しながら、使用する材料の量を減らして最適化する・・・そこには多くの最新技術と手間ひまがかかることになり、必然的に軽量化された商品は値段が高くなります。
◆「軽量化するならデカイものから!」
冬山にガンガン行っている登山上級者から言われた言葉です。
持ち物・装備の軽量化
を考えるなら、デカイもの(重いもの)から考えるべきだと言われました。重いもの・・・例えば、テント、ザック、登山靴、寝袋などでしょうか。どれも1kg程度はあるものです。
重いものを軽量化すると数百グラム単位で軽量化できるはずです。
逆にもともと軽いものを軽量化しても数十グラム単位でしか軽くならなかったりします。
◆不要なもの、機能が重複するものは持たない
軽量化を考えるなら不要なもの、機能が重複するものは極力持たないようにしたほうがよいと思います。
不要なもの = あらゆる登山リスクの中で出番が無いもの (例:う~んなんだろう・・・)
機能が重複 = 同じ機能を持つものはどちらか省く (例:バーナー、燃料をグループで共有する)
◆量を減らす
例えば水や食料、衣類などです。
水についてですが、場所や天候にもよりますが、日帰り登山で何リットルも水はおそらく必要ない。
途中で水分を補給できるポイント(山小屋、湧き水など)があれば、そこで汲むなり購入するなりして有効活用するなどが考えられます。
食料はできるだけ水分を多く含むものを避ける。必要以上の食料を持たない。ただし緊急用の余力は必要です。
衣類については、必要以上の防寒着や着替えを持たないなどが考えられます。
◆でもなぜか登山をすればするほど持ち物が増える不思議
周りの登山上級者を見ていて感じるのは、登山上級者ほど持ち物の数が増えています。
それは経験上から登山リスクを知っているからです。
それに備えて、それ相応の準備をしています。
ただ持ち物が増えはするのですが、必要最低限の量を持っていっています。
逆に初心者ほど持ち物の数が少ないです。(例:初めての富士登山者など)
そもそも登山にそんなに行かない、難易度が高くない山しか行かないという方は、遭遇する登山リスクも少なくなるのでそうなるのかもしれません。
◆結論
登山の持ち物・装備の軽量化を考えるには、見極める登山スキルが必要だと感じます。
今思いつくものをあげると
- 自分自身の体を知っている
- 登る山の補給ポイントや天候などを知っている
- その人自身の登山スタイルで必要な機能といらない機能を知っている
- 登山アイテムを見極める目を持っている
などです。
いろいろ書いてみましたが、登山時の持ち物・装備の軽量化の方法は奥が深いですね♪
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