厳冬期登山用として2011年11月に購入したSCARPA(スカルパ) モンブランGTXのご紹介(^^)
それまで3シーズンの登山靴で雪山行ってたのですが、厳冬期に保温材なしの登山靴は足の指先が冷たくなってヤバイので購入しました。
まあ、それとこれからも本格的に雪山行きそうだなーと自分自身に確認したから、というのも大きな理由。
箱を開けるとどっしりした靴が出現♪
うーーん、ごつい!さすが冬期用
特長
冬期登山全般に対応する中綿入りシングルレザーブーツのモデルです。
・ゴアテックスによる完全防水
・重量は片側1kg!
・ターンインを抑えたワイドラスト
・フレキシブルに動く足首のデザイン
・フィット感を高めたタング/カフデザイン
・グリップと衝撃吸収性に優れるソール
・ワンタッチクランポンに対応
ソールのシャンク(芯)もガッチガチに硬いです。
ソール自体も非常に硬い。
もちろん、ビブラムソール。
当然ながら、前コバもついてます。
手持ちのアイゼンとの相性もGOOD!
約3年間使った感想
この靴は八ケ岳の厳冬期登山、アイスクライミングなど雪山全般で使用しています。
雪山用なので全体的に硬い作りで、最初はこれで歩けんのかなと思っていたのですが、非常に歩きやすいことに驚かされました。
硬いところは硬いのですが、足首など屈曲させる部分は自然に曲がるので歩きやすいのです!
やるなスカルパ 笑。
この靴で何時間も歩行しても、1度も靴ずれなどで足痛めたことがありません。
2014/05/23 富士登山
一般的に靴が硬い=足が痛い と思われていますが、さすがスカルパ、本当に良く作っていて歩きやすい!
といっても、片足1キロもあるので重さによる歩きにくさはありますが。
アイスクライミングでも特に問題なく使ってますね。
私のこの記事書いた時点で他の冬期用登山靴を使ったことないので、例えば利用者の多いスポルティバ ネパールエボとかと比べてどうか、とかはわかりませんが、これで十分ですね。
(元々、スポルティバ ネパールエボが非常に売れてそれに対抗するように出したのがこのスカルパ モンブランGTXのようです)
ネパールエボと比べると、モンブランはターンインを抑えていますから、より雪山縦走歩行向きといえるのかもしれません。
アイスクライミングとか、アルパインの頻度が多い方は、ネパールエボも検討すると良いでしょう。
保温性
保温性については、厳冬期に八ケ岳でこの靴使ってきていますが、指先が冷たくて・・・みたいのはあんまりないですね。
中に厚手ウール履いていれば、ぜんぜん大丈夫。
元々、冷え性じゃないですし。
保温材であったかいです。
でも、稜線で何時間も吹かれ続けるような登山する方や、女性(だいたい冷え性ですよね)はもっと保温力の高い登山靴を使うのが良いでしょう。
例えば、2重構造になっていて、靴紐の上からゲイターで覆うタイプの
ザンバラン パイネ・プラスGT
とかは、よく八ケ岳の厳冬期に女性が履いているのを見かけます。
アイゼンとの相性
ブラックダイヤモンド セラックストラップ と、ペツル リンクス ともにバッチリ付きますね。
グリベルはわかりません。
この靴のソールは反り返りもあんまりないし、癖が少ない登山靴だとおもいます。
靴とアイゼンの相性は非常に重要です。
かならずお店で相性を確認してくださいね(^^)
(「靴とアイゼンの相性を見てください」 と聞いてちゃんと回答得られるお店で買いましょう)
こんな人にいいかも!?
縦走向きの雪山登山靴を探している方、価格のわりに高性能な雪山登山靴を探されている方に良いと思います(^^)
さまざまなメーカー取り扱っている登山ショップ行けば、だいたいこの靴置いてますので、雪山用の靴をお探しの方は一度ためし履きするとよいでしょう。
☆ スカルパ モンブラン GTX の口コミと実売価格(とっても歩きやすい!)
今はもう、大丈夫かと思いますが、2012年10月から販売したものはリコールでてますので、すでにお持ちの方はご確認ください。
http://www.lostarrow.co.jp/support/support_0410.html
それ以外にも紹介した雪山登山靴も実売価格のご参考として掲載しておきますね。
☆ ザンバラン パイネ・プラスGTの口コミと実売価格(寒がりな女性に利用者多い)
☆ スポルティバ ネパールエボ GTXの口コミと実売価格(登山ガイドに人気みたい)
厳しい環境に行く雪山登山靴だからこそ、足との相性はとっても大切です。
また、雪山登山靴は雪で使うのでほとんど泥などで汚れず何年も使います。
高い買い物ですし、そこらへんは妥協なしで精査しましょう♪
追記(2023/01/25)劣化により先端裂けました
ついに来てしまったか、という感じです。
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