ベビーキャリアを購入するまでに、ネット上で特長や評判を調べたり、各メーカーのベビーキャリアをお店に見に行ったりしました。
最初は私1人で見に行き、別の日に妻と子どもを連れてベビーキャリアに乗せて背負ってみて購入するという念の入れよう 笑。
ここでは、実際に販売されいる各メーカーのベビーキャリーの紹介と購入した感想をシェアしたいと思います(^^)
登山・トレッキング向けベビーキャリアの特長
一般的な抱っこ紐(スリング)と登山・トレッキング向けのベビーキャリアの大きな違いは、金属フレームが入っていることです。そのため、見た目にごついですが、このフレームにより、何キロもある子どもを楽に背負うことができ、さらに子どもを乗せたままのベビーキャリアを地面に置くことができます。
持ち運びのコンパクトさや軽量さが重視される抱っこ紐と違い、車が入れないような自然界である程度の時間背負うことが前提となって設計されていため、背負われている子どもが安全に快適に工夫されているだけでなく、ある程度の荷物を入れる収納スペースも確保されています。
それでは私が購入を検討した各メーカーのベビーキャリアをご紹介します(^^)
モンベル ベビーキャリア
○製品説明・仕様(メーカーHPより)
生後9ヶ月くらいから3歳くらい(身長約90cm)までの子どもを背負うことが可能な自立式・軽量キャリアです。6点固定式安全パッド(サイドハーネスを含む)を設けることで子どもの安全性を確保。座部の表面にはソフトな肌触りの3Dメッシュ、中には通気性に優れたスポンジを採用するなど快適性にも配慮しています。背面長を素早く調節できる独自のシステムを備え、お父さんとお母さんが共用でお使いいただけます。収納スペースには26Lの大容量を確保。オプションでサンシェイド(別売)とレインカバー(別売)が取り付けられます。
【素材】(本体)210デニール・ナイロン・ダブルリップストップ[ウレタン・コーティング]210デニール・ナイロン・オックス[ウレタン・コーティング](ハーネス、背中、座面、背もたれ)3Dメッシュ(フレーム)アルミ二ウム合金【重量】2.24kg【カラー】シトロンイエロー(CYL)/ グレー(GY)/ ピュアインディゴ(PUID)【サイズ】高さ67×幅31×奥行き32cm【適応体重】9~16kg【容量】26L(収納部)【背面寸法】44~54cm
○個人的感想
モンベルのベビーキャリアは、他のどのメーカーよりもシンプルというか簡素な作りです。価格も安く重量も軽いです。そのため、他のメーカーの方が細部の設計やこだわりが感じられました。私たちは山で頻繁に使う予定だったため、早い段階で候補から外れました。必要十分で価格重視の方には良いかもしれません。大手通販サイトの購入者の評価はけっこう良いです。
○「モンベル ベビーキャリア」 の購入者レビューと実売価格
マックパック ポッサム
○製品説明・仕様(メーカーHPより)
マックパックが誇るチャイルドキャリアのベストセラーモデルが新しく生まれ変わりました。お子様と一緒にアウトドアを楽しみたいという人にとって、チャイルドキャリアという選択肢は遊びの幅を大きく広げてくれるアイテムであることは間違いありません。高所登山で培ってきたノウハウを随所に引き継ぎ、安心してお子様を乗せられる背負い心地に加え、安定感の増したボトムデザイン、荷物が取り出しやすくなった収納スペースもしっかりと確保しています。軽登山からロングトリップも可能にする多彩な機能をぜひお試しください。●背面調整が可能な定番チャイルドキャリア●安定性を高めた自立式フレームデザイン●調整可能なチャイルドコクピット●ソンブレロ●レインボー対応(別売り)●取り外して洗濯可能なチャイルドハーネスとヘッドパッド●コンパクトに折りたためるフレーム●フロンジッパーポケット●ヒップベルトに小物ポケットと確認用ミラー付●トイポケット付●ハイドレーションバッグ対応※チャイルドコックピットは20kgまで対応
○個人的感想
実際にお店で見たのですが、横に並んでいたドイターとオスプレーのベビーキャリアに釘付けで、旧バージョンのポッサム2なのか、その次のバージョンのポッサム3なのかちょっと覚えていません。(見た目もそんな変わらないようですし)
パッと見て少し触りましたが、「ドイターかオスプレーかなの方が良く作られてるなー」と感じたのもあるとおもいます。
ただ、購入者が書いたブログ記事を読むと、なかなか良いようです(^^)
○「マックパック ポッサム3」 の購入者レビューと実売価格
ドイター キッドコンフォート Ⅱ
○製品説明・仕様(メーカーHPより)
小さなお子様を背中で運ぶということは、単に重い荷物を運ぶのとは異なります。ドイターのキッドキャリーは背負う時の快適性や安定性だけではなく安全性も重視しています。・フロント&サイドメッシュポケット・チェストストラップ・ヒップベルトパッド・プルフォワードウエストベルトシステム・バリフィットシステム・バリフレックスシステム・ハイトアジャスタブルシート・5点式固定ベルト・くまのぬいぐるみ重量: 3250 g容量: 16 ℓサイズ: 72 / 43 / 34 (高さ×幅×奥行) cmマテリアル: Deuter-Super-Polytex / ドイター・スーパーポリテックスMacro Lite 210 / マクロライト 210
○個人的感想
ドイターは100年以上もザック(リュック)を作ってきたメーカーが作ったベビーキャリアです。ドイツのメーカーらしい、堅牢な作りで特にスタンドが大きく、子供を乗せた状態で置いても転倒しにくい安全設計となっています。友人が実際に使っていて使い心地が良かったと聞いていたので、当初はこれを購入する予定でいましたが、最終的にオスプレーに。このベビーキャリアは素晴らしかったのですが、それ以上にオスプレーの方が設計が新しく使いやすいなと実物触ってみて感じたからです。
○「ドイター キッドコンフォート Ⅱ」 の購入者レビューと実売価格
オスプレー ポコプレミアム
○製品説明・仕様(メーカーHPより)
機能豊富なキッズキャリー。背負う大人にも乗る子供にも上質なフィッティングを提供。・安定して自立する軽量アルミフレーム(折りたたみ式)・アジャスト式ショルダー&ヒップベルト・アジャスト式シート&ショルダーベルト(子供用)・アジャスト式のフットストラップ(子供用)・よだれパッドは取り外して洗濯可能・背面パネル部にハイドレーションスリーブ・パッド付きグラブハンドルをダブルで装備・着脱式デイパックを標準装備・サンシェードを内蔵・下部の大型ジッパーポケット・ヒップベルトジッパーポケット・ショルダーベルトに携帯電話用ポケット・おむつ交換時に使用する軽量なパッドを装備サイズ 1サイズ対応背面長 39.5~54.5cm容 量 34リットル重 量 3.43kg最大パッキングウェイト 22kg(子供を含む)外 寸 縦69×横33×奥31cm生 地 210Dダブルリップストップナイロン、600Dポリエステルカラー ロンパーレッド(RP)、バウンシングブルー(BC)、コアラグレー(KL)
○個人的感想
ベビーキャリアを探し始めたころは、オスプレーがベビーキャリアを販売しているのを知りませんでした。アウトドアショップに行ったときにこれを見たとき、「これはすごい!」と感じました。「ベビーキャリアの市場は登山用ザックに比べて市場がそれほど大きくないだろうに、よくここまで作りこんだな!製作者の情熱を感じる!」と久々に興奮しました。ベビーキャリアとしては後発で他社研究しているのか、細部まで考えつくされていてるなと感じました。特に優れているのは、ベルト類の調整のしやすさとサンシェードが標準装備で完成度が高いことです。ポコプレミアムは他のどのベビーキャリアよりも収納容量が大きく、一人で子供と荷物を背負いきらなければならない状況が予想される方に向いているかもしれません。
○「オスプレー ポコプレミアム」 の購入者レビューと実売価格
オスプレー ポコプラス
○製品説明・仕様(メーカーHPより)
正面にジッパーポケットとメッシュポケットがあります。・安定して自立する軽量アルミフレーム(折りたたみ式)・アジャスト式ショルダー&ヒップベルト・アジャスト式シート&ショルダーベルト(子供用)・アジャスト式のフットストラップ(子供用)・よだれパッドは取り外して洗濯可能・背面パネル部にハイドレーションスリーブ・パッド付きグラブハンドルをダブルで装備・サンシェードを内蔵・下部の大型ジッパーポケット・ヒップベルトジッパーポケット・ショルダーベルトに携帯電話用ポケット・別売りのデイパック、デイライトの装着が可能サイズ 1サイズ対応背面長 39.5~54.5cm容 量 23リットル重 量 3.14kg最大パッキングウェイト 22kg(子供を含む)外 寸 縦69×横33×奥31cm生 地 210Dダブルリップストップナイロン、600Dポリエステルカラー ロンパーレッド(RP)、バウンシングブルー(BC)、コアラグレー(KL)
○個人的感想
ポコプラスは、ポコプレミアムの下位モデルで、着脱式デイパックとチェンジングパッドが付属していません。最終的にポコプレミアムにするかポコプラスにするか悩みましたが、ポコプラスも別売りのデイパック、デイライトの装着が可能と店員さんが説明してくれて、それなら価格が手ごろなポコプラスで十分だな(その価格差でデイパックが買えるので)と考えて、ポコプラスにしました。実際に使ってみてポコプラスの容量 23リットルと妻が背負うデイバッグ30リットルで、親子3人分の荷物を収納できます。
最終的に、このポコプラスを購入しましたが、非常に使いやすくこれを買ってよかった!と満足しています(^-^) 詳しい商品レビューはこのページの下の方に書きますね。
○「オスプレー ポコプラス」 の購入者レビューと実売価格
オスプレー ポコプラスの評判・口コミ、特徴、購入して使用した感想
購入するまでの口コミ・評判の事前調査
・ネット上での評価が非常に高い
ネットでの評判で調べて、お店で直接触れて最終的に購入したオスプレーポコプラスですが、やはり購入者の満足度が高かったのが非常にポイントが高かったです。
日本のブログでもいくつか評価が書かれていますが海外の方が情報量が多く、アメリカのAmazonのポコプラスのレビュー数の多さと高い評価に驚きました。(アメリカAmazonのポコプラス販売ページとカスタマーレビューはこちら)
使い心地や機能は事前に把握することができますが、製品の耐久性は使ってみないとわかりません。このアメリカでの評価の高さを見て、ベビーキャリアとしてかなり高い完成度に達しているのだな、と感じました。
・他社に比べて調整のしやすい
お店で他社製品といろいろいじって比べたのですが、ポコプラスは子供用のハーネスストラップの調整のしやすさ、背負う大人のウエストショルダーハーネス、ウエストベルト、特に背面の背面長の調整が簡単(夫婦で背負うのを変わるときに手早くできる)にできることがわかりました。
全体的にベビーキャリアとしての設計が新しい感じがしました。
・子供を乗せたら落ち着いて座っていた
お店で子供を乗せたとき、子供が何事もなかったように落ち着いて座っていました(嫌がらなかった)。定員さんいわく、これはとても重要なポイントだそうで、「ベビーキャリアに乗せると嫌がってたり泣いたりする子もいるんですよ。」と。
これはベビーキャリアの座りやすさだけでなく、子ども自身が違和感なく座れるかどうかの相性みたいなものかもしれません。事前にベビーキャリアに子供にのせてみて、問題がないのを確認してから購入するのがおすすめです。
特徴、購入して使った感想
・背面がメッシュになっていて通気性がよくなっている
背面全面がメッシュになっていて、蒸れにくいように工夫されています。
けっこう背面メッシュは奥行きあります。
・ベビーキャリア全体のストラップの長さの調整がしやすい
子供の成長が早くどんどん大きくなることと、状況により衣類を着せたり脱がせたりするため、子供用のハーネスストラップの長さを頻繁に調節することになります。
オスプレーのポコは、パーツが使いやすく、非常に調節しやすくなっています。
・サンシェードが標準装備で完成度が高い
他のメーカーでは別売のサンシェードが標準装備になっています。
後部のポケットに収納されていて、
ループを引っ張ると
出てきます(^-^)
状況によって、サンシェードを出し入れできるので、これは本当に便利!
良くできています!
この作りには感動しました♪
サンシェードのフレームも良くできていて、生地がピンっと貼られるようになっています。
サンシェードの形状も、登山道に小枝が出ていてもサンシェードにあたって子供には当たるのを防ぐ作りで、私好みです。
サイドがメッシュで通気性良くなっているのもポイントが高いです☆
・下部の大型ジッパーポケットに結構荷物が入る
実際に使うとわかりますが、ここにかなり荷物が入ります。
もちろん、フレームを畳むと容量は減りますが、それでも結構入ります。
・ポケットも充実している
細かなポケットが充実しています。
一番後ろ
ここには、レインカバー入れてます。
こんなとこにも!
ヒップベルトの両方にジッパー付きのポケットあり。
左ショルダーベルトにもジッパー付きポケットついてます。コンパクトカメラなど入ります。
ザックのサイドに。ペットボトルなど入れます。
こんな感じで、細かな収納ポケットもかなり充実していて、とても便利です(^-^)
・よだれパッドの取り外し
子供が寝ると、顎の下のパッドがしだいによだれで汚れてきます。
よだれが付くパッドは取り外して洗えます。(どのメーカーもそうなってると思います)
意外と取り外しが硬いく、取り外しと取り付けに力いります。
使用上の注意点
・フィッティングは夫婦で!
非常に良くできたベビーキャリアのポコプラスですが、実際に使ってみて感じたのは、フィッティングの重要性でした。
ただ荷物を運ぶザックと違い、ベビーキャリアは子供が乗ります。実はこのフィッティングが悪いと乗ってる子供が大きくぐらついたり、前傾に倒れたりします。背負ってる人には乗ってる子供がどういう状態になっているのかわからないため、お父さんが背負って歩いているとき、子供が変に傾いていないかお母さんが必ず確認しましょう(かなり重要)。
特に、ロードリフターストラップ(ショルダースタビライザー)というショルダーベルトの上部についているベルトの引き具合の調節が難しく、引かないと歩行時に子供の前後のゆれが大きくなり背負う人の肩も痛くなりますが、引きすぎると子供が前傾に倒れてしまい子供の重い頭が常に前に倒れてしまいます。背負ったときに子供が垂直に座る程度に調節すると良いでしょう。
最後に
私は他社のベビーキャリアを実際に使ったわけではないのでその素晴らしさに気づけてないところも多々あると思いますが、このオスプレー ポコプラスは非常に機能的で使いやすくのはかなり気に入って使っています(^-^)
一緒にいろんな山行きましたが、子供も気に入っているのが落ち着いて座って、じーっと自然を見つめているか、寝ています 笑。
興味のある方は、ぜひお試しあれ!
○「オスプレー ポコプラス」 の購入者レビューと実売価格
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