高尾ビジターセンターに立ち寄った時のこと、
12月に高尾山頂付近で見かけた霜柱の写真があったのです。
その説明に”シモバシラの植物にできる”と書いてある。
「シモバシラにできる霜柱ってどういうこと?ちょっとスタッフの方に質問してみよう!」
となり、いろいろ教えていただきました(^^)
シモバシラという植物について
高尾山には、シモバシラという植物が生息しています。
木陰に生えるシソ科植物で、夏になると、白い花を咲かせ穂状につくそうです。
このシモバシラという植物は、高尾山の山頂付近の標高が住みよいらしく、
シモバシラの氷の花・霜の花
そのシモバシラは、冬のおとづれと共に、葉が枯れた茎と根が残った状態になります。
12月中旬ごろになると、根が吸い上げた水分が茎から蒸散して、その水分が寒さで凍り、長い氷の花(霜の花)を形作るそうです。
そして、だんだんと茎が折れて根に近い部分だけが残り、その分蒸散する水分が局所的になるため、大きな氷の花(霜の花)を形成するそうです。
すごいですねーーーー!!!
このシモバシラの氷の花(霜の花)の現象は、12月~2月に見られるそうです。
凍るほど気温が低く、土が凍らないほどの気温(土が凍ると根が水分を吸い上げられなくなるため)、雪が降っていない(雪に埋まるため)といった条件がそろった日にみられる、神秘的な現象なのだそうです(^^)
スタッフの方いわく「朝が凄い寒い!という日は氷の花(霜の花)ができやすい」とのこと。
また、この現象は、高尾山の5号路沿いの地面で見られるそうです。
そして、このは氷の花(霜の花)はたった一日でできるそうです!
私が見た氷の花(霜の花)
私も2014/12/19に、5号路で発見しました。
始めは、茎の根本にティッシュが落ちてるように見えました。(よく見間違えられるとスタッフ談)
でも、近づくと・・・
「おおーー!なんだこれは!氷の花ができている!」と感動!!!
近くでみると、細い氷の柱が綺麗に並んでいて、まるで絹のよう。
繊細です。
この現象は、最初に発見した場所近くでいくつか見られました。
まとめ
- 氷の花(霜の花)はシモバシラという植物の茎にできる
- 5号路付近に多い
- 凍るほど気温が低く、土が凍らないほどの気温、雪が降っていない、といった条件がそろう12月~2月に見られる
- 朝が凄い寒い!という日は氷の花(霜の花)ができやすい
- 氷の花(霜の花)はたった一日でできる
皆さんも、ぜひ、冬の高尾山の神秘 シモバシラの氷の花・霜の花を見に登ってみてくださいね!
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