ガイドレシオって知っていますか?
登山ガイドさん1人に対して何人の参加者がつくかという割合です。
例えば、登山ガイド1人に対して参加者が10人つく場合は ガイドレシオが1:10です。
格安富士登山ガイドツアーなんかに多いのがガイドレシオが1:20~1:30です。
登山ガイド1人に30人の登山客!? 無理です。そんな人数の登山者をしっかりサポートするのは無理です。(グループで登山したことがある人ならそのことがわかるはずです)
一応、日本山岳ガイド協会でガイドレシオに関する目安がでています。
基本的に登山の難易度が上がればあがるほど、ガイドレシオが小さくなります。
ガイド依頼する上で、適正なガイドをしているかどうか選ぶ上でとても重要なポイントです。
■ガイドレシオによる違い
登山ガイドさんの能力にもよるのですが傾向として下のようになります。
ガイドレシオ | 高い(例1:15など) | 低い(例1:6など) | |
値段 | 安くなる | <——> | 高くなる |
サービス | 質が下がる | <——> | 質が上がる |
技術指導 | 質が下がる | <——> | 質が上がる |
行動スピード | 遅くなる | <——> | 早くなる |
当たり前なのですが、登山ガイドさんへの依頼やツアーに参加するということは参加者の登山レベルはあまりないということです。
当然、参加者が増えればそれだけ「トイレ行きたい!」とか「足が痛い!」とか「体調が悪い!」などとなるわけです。
ガイドレシオが高い(例1:15など)とそんなことにはいちいち対応するのが難しくなってしまいます。
逆にガイドレシオが低い(例1:6など)と小回りが利くぶん、その状況に合わせた対応がしやすくなります。
いろいろ登山上級者からは「細やかなサポートをするとなるとガイドレシオは1:6がベストじゃないか。」と聞きます。
私自身も友人たちと4人程度で登山しますが、それでもけっこういろいろと起きますからね(^_^;)
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