八ヶ岳のジョウゴ沢F2と裏同心ルンゼいってきました!(^-^)!
先月岩根山荘のアイスツリーでトレーニングしてからの、本番アイスクライミングです♪
1泊2日の日程で、1日目はジョウゴ沢F2を登って、2日目は裏同心ルンゼを登りきることができました(フォローですが)
予想以上に滝が雪で埋まっていましたが、天候に恵まれ、白い世界に浸り、無事下山できてよかったです(^-^)
登山日
2016/02/02 ~ 2016/02/03
登山ルート
(2日分のGPSログ)
1日目 : 美濃戸山荘⇒赤岳鉱泉⇒ジョウゴ沢F2⇒赤岳鉱泉
2日目 : 赤岳鉱泉⇒裏同心ルンゼ⇒大同心稜(下山)⇒赤岳鉱泉⇒美濃戸山荘
登山ルート状況
・八ヶ岳山荘⇔美濃戸山荘の林道
できれば車でスッと抜けたい林道ですが、もう、轍がひどくまるでレールのようでした。
鉱泉のブログにも書かれていましたが、車高の高い車、4WDは必須でチェーンもあったほうがよかったです。私はチェーンなしでなんとかいけました(エクストレイルです)が、2日目の帰りはかなりツルツルに凍っていて上りでこの状況だったら厳しかったなと感じました。
・美濃戸山荘⇔赤岳鉱泉
1月9日~10日にはほとんど雪が無くて、岩の表面に薄氷がはりつき非常に歩きにくかった(ある意味核心だった)ですが、例年どおり雪が積もっていて非常に歩きやすかったです。アイゼンは不要でした。
・赤岳鉱泉⇔ジョウゴ沢F2
アイスクライマーしか通らない道(一般登山者が間違って入らないように分岐にロープが張られている)ですが、特に例年通りといった感じでした。ジョウゴ沢F2は、かなり発達して階段みたいにもりあがっていていました。所々、雪がのって氷がもろくなっていました。
・赤岳鉱泉⇔裏同心ルンゼ
硫黄岳への登山ルートから裏同心ルンゼへ進むとF1までの道は木の枝に遮られてたり、所々、雪の道に穴が開いて沢の流れが見えてたりと、歩きにくかったです。
裏同心ルンゼのF1~F5は、かなり雪で埋まっていてアイスクライミングというよりは、所々氷壁登る雪山登山といった感じでした。
下山後にガイドブック(チャレンジ!アルパインクライミング)読むと、「裏同心ルンゼは2月ごろには雪で滝が埋まってしまうため、11月下旬~1月中旬くらいまでが良いだろう」と書かれていました。
裏同心ルンゼを上りきってからの大同心稜の下山は、傾斜が強いもののまあここまで登れた人なら慎重に下山すれば大丈夫だろう、という感じでした。
ただ、吹雪いたりしてトレース見えなくなると、誤って雪庇の上を歩いてしまわないように注意が必要と感じました。
登山装備
今回は雪山テント泊&アイスクライミングでしたので、非常に荷物多く、重量もありました。
今回はリーダのT氏と私の二人の山行でしたが、それぞれロープ(私はシングルロープ50m、T氏はダブルロープ50m)背負いました。
アイススクリューは二人で合わせて10本でしたが雪でだいぶ滝が埋まっているため全部使うことはありませんでした。
感想
自然の滝を登るのは約1年ぶりでした!自然の滝は、人工の氷壁に比べて滑らかで生きてる!って感じしました(^-^)
ほとんど人が踏み入ることのない八ヶ岳の深部にいると、日常生活が遠い出来事に感じられました。
以前、裏同心F1まで登ったことはありましたが、上部まで抜けるのは今回が初めてだったのでドキドキでした!
リーダーT氏のお陰で、お互いに怪我することなく無事下山することができました。
また、天候にも非常に恵まれました。
例え行きなれた場所でも、吹雪いてしまうと難しくなってしまいますが、登りきってからは太陽に見守られ厳冬期とは思えぬ温かさに包まれました。
本当にいつもありがとうございます(^-^)
写真
お互いに荷物が重い(20キロは超えてるかと)
適度な雪があると歩きやすい。
赤岳鉱泉に到着!アイスキャンディーがまぶしい!
すぐにテント設営開始♪お互いに慣れてるから早い!
ジョウゴ沢へ。
ここからです。
ジョウゴ沢F1です。かなり雪で埋まってます。
ジョウゴ沢F2が見えてきた!
ジョウゴ沢F2を登ります。
私もリードで
登ります。
夕日に導かれながらの帰宅。
夕飯は小屋で(2000円)。相変わらずゴージャス!
テントに戻ります。T氏が持ってきた照明が怪しく光ります 笑。
寝ます。
使い込んだリッジレストだと、夜中に底冷えして1回起きてしまった。
翌朝8時ごろ、小屋出入り口前の温度計は-13℃。
これから裏同心ルンゼへ。
大同心がみえます。
トレースに木の枝が飛び出していて、何度もザックにひっかかる。
抜け落ちているところも。(下は沢が流れてます、浅いですが落ちると靴濡れます)
裏同心ルンゼF1(15m)です。かなり雪で埋まって5mくらいになってます。
F2(3段40m)もだいぶ埋まってます。
岩の下で食事&水分補給。
なかなかの眺め。
F5です。ここも10mほどあるらしいですが雪で下部が埋まって5mくらいになってます。
雪が乗った部分の氷がもろくなっていて、非常に登りにくい。
休憩。
リーダーT氏がラッセルしながら先陣きって進んでくれ、私の確保もしてくれました、感謝感謝ですm(_ _)m
これから下山です。
大同心稜(尾根)を下ります。
トレースがハッキリついてましたが、所々、傾斜が強いので慎重に下山しました。
その後、赤岳鉱泉に到着し、小屋でカレー食べてテント回収して下山しました(^-^)
参考リンク
最新情報は、赤岳鉱泉ブログやヤマレコや山岳会のブログ(例えばgoogleで 裏同心ルンゼ 2016 とかで調べればでてくる )で確認するのがおすすめです(^-^)
・赤岳鉱泉ブログ http://blog.livedoor.jp/akadakekousen/
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